傑作!犯罪アクション・サスペンス映画 SICARIO

SICARIO

ボーダーライン


SICARIO シカリオ …とはスペイン語で
主に中南米で使用される言葉で“(誰かに金で雇われた)ヒットマン、殺し屋、暗殺者”という意味。

よくあることだけど…意味も含めて原題と邦題が全く違いますね。

確かにUSAとメキシコの国境地帯(ボーダーライン)の話だけど…
シカリオ ~ヒットマン~ とかのタイトルのほうがピッタリくるけどな~。

この映画については当初、
“わざわざ映画館ヘ観に行かず、数ヶ月待ってオンデマンドで自宅で観ればいいかな~。”
ぐらいに思っていたら
批評家などの前評判はもちろん、公開後も一般客にも非常に高く評価されていて
「そんなにすばらしい出来なの?!だったらやっぱり劇場の大きなスクリーンで観なければ!」と思い、
早速観に行ったら…なるほど!おもしろかった!

いくつか疑問に思うシーンも確かにあることはあるけど…
米国特殊部隊とメキシコ・ドラッグ・カルテル(麻薬組織)との関係を描いた、
非常に完成度が高い犯罪アクション・サスペンス・ドラマです!

以下、ストーリーのネタバレはありません。 あらすじ少し&私の感想です。

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FBIエージェント、ケイト・メイシー(エミリー・ブラント)が率いるチームは
ある任務中に爆発した仕掛け爆弾により、非常な打撃を受ける。

爆破事件の犯人であり、メキシコの麻薬組織のボスでもある重要人物を捜し出すため
上司に犯人逮捕の特殊部隊任務について打診されたケイトはボランティアとして一員となる。

マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)、
アレハンドロ・ギリック(ベニチオ・デル・トロ)など強者などが揃う、その特殊部隊と一緒に
ケイトはUSAとメキシコの国境を越えてメキシコヘ行くが…。


実際にUSAとメキシコの間には
メキシコからの不法移民、メキシコの麻薬組織が絡む違法ドラッグ、
そのドラッグに関する資金洗浄(マネーロンダリング)という問題が常に山積みです。
それらを題材にした映画やドラマは今までにも数え切れないほどあるけど
SICARIO ボーダーライン は、かなり秀逸な作品だと思う。

特殊部隊の活動は常に秘密裏に行われ、
(後の話の展開でマットやアレハンドロの正体が少しずつ明らかになっていくが)
右も左も分からない新顔のケイトの「これからどんな活動をするんだろう?!」と
通常の自分の扱う分野とは違う未知なる過酷な任務に足を踏み入れてしまった…という
緊迫感が観ている私たちにも伝わってきて、ドキドキするシーンも多く、
飽きることなくラスト・シーンまで観れた。
ズ~ンと心の奥まで響く音響効果も良かった。

シリアスで緊張感、臨場感あふれるシーンの連続は、良い意味で
米国軍爆弾処理班を描いた映画 THE HURT LOCKER ハート・ロッカー
米国同時多発テロの首謀者とされるオサマ・ビン・ラディン殺害までのCIAの動向を描いた映画
ZERO DARK THIRTY ゼロ・ダーク・サーティ(ブログ記事はコチラ→
を思い出さずにはいられなかったな~。

重要なミッションに就くと同時に
なぜ自分がこのチームに参加することになったのか?
手段を選ばない強引な活動の裏側で何が起こっているのか?真相が判明するにつれて
現実と理想とモラル(倫理観)との狭間に悩み葛藤するケイトをエミリー・ブラントが好演しています。

ターゲットを見事に仕留める完璧なる狙撃、
冷徹なる行動の中にチラッと見せる優しさがありつつも恐ろしいほど非情な性格の
アレハンドロを演じるベニチオ・デル・トロも光っていました。

2人ともそれぞれ主演女優賞、助演男優賞の部門で
年末年始の賞レースにノミネートされるだろう!との声も聞こえるけど…
ノミネートされても不思議ではないです!


スリルあふれる犯罪映画 SICARIO ボーダーライン は、日本では来春公開予定。



私の採点   ★★★★☆(4つ星)



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by Schatz1995 | 2015-10-13 06:55 | 2015年全米公開映画 | Comments(4)
Commented by ちーぷさいど at 2015-10-13 07:42 x
こんにちは♪

「Sicario」は、賞レースに絡んできそうなのですね。ノミネートされると良いなぁ。オスカーにからめば田舎でも公開してくれるので、期待しちゃいます。エミリー・ブラント、大好きです(*^^*) ほかに、現在そちらで公開中の「The Walk」そして「The Martian」の2本は、企画段階から楽しみにしていたのですが、両作品とも評価が高くて良かったです。この2本に関しては、地元での公開も早々に決まっているので(チラシがすでに置いてあります)嬉しい限り。

火星モノはコケる…というジンクスと、最近迷走気味だったリドリー・スコット監督作で大丈夫かしら?という二重の不安をきれいに払拭してくれた「The Martian」は、大好きなマット・デイモン主演作なので今から楽しみでしかたないです。ショーン・ピーンも出ているし~♪(死なない役を希望)

Sicarioの意味を教えてくださって、ありがとうございました&ご紹介ありがとうございました。
Commented by guch63 at 2015-10-13 08:33 x
エミリー・ブラントが主役と言うだけでナンの先入観もどんなお話かも調べずに映画館へ、、”砂漠でサーモン・フィッシング”以来ずっと気になってるんです、、。で結果、こりゃ今年のトップランキング映画じゃないのかと??実は”ハート・ロッカー”や”ゼロ・ダーク・サーティ”は見てますが両方ともDVDだし余り惹かれなかったんですよねぇ~、。
でもこれは違った、最後まで目が離せない展開だしアレハンドロのデル・トロおじさんは007より凄い!!(*´∀`*)
Commented by Schatz1995 at 2015-10-14 06:30
ちーぷさいどさん:

「Scicario」オススメです!
私もエミリー・ブラント好きですよ~!
夫ジョン・クラシンスキー(←彼も好きです)も含めて
マット・デイモンと私生活でも仲良しですよね!

>「The Walk」そして「The Martian」の2本…
私は、とてつもないほど高い場所に上ったり、柵のない岩壁に立ったりすることが
子どもの頃からとにかく大好きだけど(笑)
「The Walk」は観に行く予定はないんですよね~。

多分ちーぷさいどさんはお気付きだと思いますが
私はSci-Fi映画嫌いなので「The Martian」も観に行く予定ないんですよ。
そうそうショーン・ビーンも出演しているんですよね♪
例えばショーンが主役で、最初から最後まで登場シーンが山ほどあって
且つ”途中で死なないOR殺されない”役なら観に行ったかも知れません(笑)。
鑑賞後はぜひ感想を聞かせてくださいね!
ショーンが何分間?いくつのシーン?で登場したのか(笑)教えてください。
「白雪姫と鏡の女王」の王様役みたいに
ショーンが最後の5分しか登場しなかったら怒るぞ~(笑)。

上記2本以外にも、この時季になると
賞レースにノミネートされそうな映画がドンドン公開されるので
年末まで毎週映画館へ行きたいくらい!観たい映画が沢山あって困っています(笑)。
Commented by Schatz1995 at 2015-10-14 06:40

私もエミリー・ブラント好きです♪
「プラダを着た悪魔」で、役柄とは言え、
私の大嫌いな女優の1人、アン・ハサウェイに嫌味を言う先輩役で出演した時から
”エミリー好きだわ~!最高!”って思っています。
シリアスものからコメディものまで
また歴史コスチューム劇からタフなFBI捜査官役まで
幅広い演技の彼女に魅了されます。

デル・トロの流し目にヤラレました(笑)。
冷酷で不気味なヒットマン役にピッタリでしたね!