カテゴリ:2015年全米公開映画( 20 )

2015年度にUSAにて劇場公開された新作映画を対象としています。

TV製作映画 、 DVDスルー映画、ネット配信映画は対象外。

以下、特に印象に残った3作品です。

2015年全米公開映画 私の選ぶトップ3

(2015年度公開日時順で紹介、順位は不同)

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☆ CRIMSON PEAK クリムゾン・ピーク

イギリス・ビクトリア朝後期のコスチューム劇+ゴシック+ファンタジー+
ロマンス+セクシュアリティ+ホラー+スリラー+ゴースト要素がタップリ楽しめる作品♪

トム・ヒドルストン&チャーリー・ハナムという
私の大好きな俳優が共演!

クリムゾン・ピーク=深紅の山頂。
寒い真冬に深雪と赤粘土が交わるコントラストが不気味ながらも非常に美しい。
ゴシック衣装の美しさ、建造物や装飾品の豪華さ、映像がとにかくキレイ。

残念ながら!ハナムの本来の魅力は、この映画では活かされていません!
コレは多大なる不満(笑)。
しかし何といっても!トムヒがクラクラっと“めまい”するほど(笑)カッコイイ♪

この映画を観た感想(ネタバレなし)&
トムヒ&ハナムの魅力について私が語っている過去記事はコチラ→

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☆ LABYRINTH OF LIES
 
  IM LABYRINTH DES SCHWEIGENS

  顔のないヒトラーたち

歴史ヒューマン・ドラマ・ドイツ映画。

第二次世界大戦が終了して13年経った1958年、当時東西が分裂していた西ドイツが舞台。

戦争中にアウシュヴィッツ強制収容所に収監され、
戦後、生き延びて西ドイツに暮らしているユダヤ系ドイツ人が
偶然にも街中で、収容所でナチス親衛隊員として任務していた人物に出会う。
しかし、その男性は、“過去を隠して”身分も名前も偽り、小学校の教師として働いていたのだった。

前途多難な問題を山ほど抱えながらも、検察側が裁判を起こすまでの過程を描いたシリアスなストーリー。

非常に内容が濃く、観ている者に、戦争について多くのことを問題提起する、すばらしい映画。

この映画を観た感想(ネタバレなし)について私が語っている過去記事はコチラ→

この映画のストーリーが秀逸なことはもちろん、
注目すべきは…主役の検事ヨハンを演じるドイツ出身の若手俳優(上記写真)

アレクサンダー・フェーリング!

アレクサンダーは、CIA vs テロリストの戦いを描く米国ドラマ HOMELAND シーズン5
キャリー・マティソン(クレア・デインズ)のドイツ人のボーイフレンド、
ヨナス役でレギュラー出演しています。

ドイツ若手俳優の期待の星、アレクサンダー・フェーリング!カッコイイんだな~とっても♪


ドイツ語訛りの少ないキレイな英語を話す彼には
今後もさらに飛躍して英語圏でも活躍して欲しいです♪

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☆ SPOTLIGHT
 
  スポットライト 世紀のスクープ

シリアスな実話ジャーナリズム映画の傑作!

アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、
助演男優賞(マーク・ラファロ)、助演女優賞(レイチェル・マクアダムス)

6部門にノミネートされています。

追記: SPOTLIGHT  スポットライト 世紀のスクープ
アカデミー賞 最優秀作品賞、最優秀脚本賞に輝きました!

アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン・カトリック司教区の神父が過去数十年に渡り、
未成年者に性的虐待を行ってきていたこと、それに関する訴訟事件のことが
2001年における新聞記者の取材をもとに、初めて全世界に知られることとなる。
その注目記事(=スポットライト)が掲載される過程を描いた作品。

“彼らこそが本当のジャーナリストだ!”という手本のような実在の新聞記者たちが
事件を取材するにあたって、真摯に取り組み奮闘していく姿が非常によく描かれています。

この映画を観た感想(ネタバレなし)について私が語っている過去記事はコチラ→


2016年もたくさん映画鑑賞をしたいと思います!



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SON OF SAUL

SAUL FIA

サウルの息子


カンヌ国際映画祭コンペティション部門グランプリ作品。

ゴールデン・グローブ賞最優秀外国語映画賞受賞をはじめ、USAで開催された数々の授賞式で受賞。
来月開催されるアカデミー賞外国語映画部門にもノミネートされていて
受賞最有力候補と言われているハンガリー映画。

全編ほとんどハンガリー語、ドイツ語、イディッシュ語。

以前から、こちらで述べているように
このブログでは、主に英語を言語とする米国または英国製作の映画をより多く取り上げています。
日頃から、その他の外国語で製作される映画も数多く観ていますが
ほとんどブログには取り上げていません。
しかし今回は、この映画が現在、日米同時公開中、
数々の最優秀外国語映画賞を受賞している作品ということで、ブログ記事を書くことにしました。

以下、あらすじ少し&私の感想を書いていて、ストーリーのネタバレはありません。

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第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによって管理・運営されていた、
アウシュヴィッツおよびビルケナウ強制収容所
“Sonderkommando (ゾンダーコマンド)”という特別な任務チームのメンバーとして
強制労働させられていたユダヤ系ハンガリー人のサウル(ルーリグ・ゲーザ)が主人公。

毎日、毎日、収容所へ送られて来る何百人、何千人、何万人の同胞ユダヤ民族が
毒ガス室で殺害された後、
サウルをはじめ”ゾンダーコマンド”メンバーは自分の感情を押し殺して黙々と
死体処理や遺留品処理、血や嘔吐物で汚れた床の清掃などの作業をしていく。

サウル自身も、ユダヤ人でありながら、特別な仕事を与えられたことにより、
ナチス親衛隊に罵声を浴びせられ、殴られながら、
彼らに反抗すれば容赦なく射殺されることもありながらも、どうにか生き延びていた。

そんなある日、映画タイトルにもなっている”サウルの息子”事件が発生、
同時に武装蜂起を着々と進めるメンバーもいた…。


映画 SON OF SAUL サウルの息子 は、
”ホロコースト”という題材からいって当然といえば当然なのだけど…
あまりにも救いようがない内容で、鑑賞後も哀しみは増すばかりで、とても重く悲しい作品です。

この映画の珍しいポイントのヒトツは撮影方法。
カメラ・ワークが、サウルに焦点を当てるため、背景は故意にフォーカスされないシーンが多いです。
例えば、サウルの背景で行われている虐殺シーンの焦点を故意に”ぼかす”ことで
そのシーンは観客にはハッキリと映らず
ナチス護衛隊が命令するドイツ語のセリフ、ユダヤ人の叫び声が響く中、
観客は“その見えないシーンの鮮明な部分”を、彼らのセリフをもとに
自分自身で頭の中で想像で描きながら観ていくような感じのシーンが続きます。

さらに、サウルが絶えず働いているか、動き回っているシーンが多いため
観ている者は必死に彼の動向を眼で追うシーンも多くなります。


私は以前、ポーランドを旅行した際に
実際にポーランド南部オシフィエンチムに現存する、
アウシュヴィッツ強制収容所、ビルケナウ強制収容所を2日間かけて見学しています。
10年以上も前の訪問だけど、
一般公開されている収容施設、ガス室、実験室、銃殺刑が行われた壁などを
自分の眼で見たあの光景は忘れることなく今でも鮮明に覚えています。

そして、ナチス、ホロコーストに関連する映画も今まで数々観てきています。

特に、ロマン・ポランスキー監督が手掛けた映画 THE PIANIST 戦場のピアニスト は
映画挿入曲も美しく、何十回も観ている大好きな作品です。
THE PIANIST 戦場のピアニスト は、残虐なホロコーストの実態を描きながらも
エイドリアン・ブロディ演じるユダヤ系ポーランド人ウワディスワフ・シュピルマン
心優しく手助けしてくれる人々も登場して、悲哀の中にも“一縷の望み”が残され、
鑑賞後は、悲しく切ないながらも少し救われた気持ちになるから大好きな作品なのだと思います。


映画 SON OF SAUL サウルの息子 は日本でも公開中。
人間とはいったい何なんだろう…鑑賞後もいろいろと考えさせられる非常に悲しい作品。


追記: SON OF SAUL サウルの息子
アカデミー賞 最優秀外国語映画賞に輝きました!



私の採点   ★★★☆☆ (3つ星)



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JOY

原題 ジョイ


監督 & 脚本: デイヴィッド・O・ラッセル

出演: ジェニファー・ローレンス
        ブラッドリー・クーパー
        ロバート・デ・ニーロ


実在する発明家であり企業家のジョイ・マンガーノをモデルとした、
自叙伝的要素半分、フィクション半分のドラメディ(ドラマ+コメディ)。

以下、あらすじ少々、そして私の感想を述べています。

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ストーリーは…
ジョイ(ジェニファー・ローレンス)は、2人の子どもがいるシングル・マザー。
航空会社の地上係員として働きながら、
父(ロバート・デ・ニーロ)の経営する自動車修理工場の経理も担当して
多忙な毎日を送っている。
夢見がちな母は、昼メロにドップリ浸かって外出せず一日中TVを観てばかり。 
ジョイの両親は離婚しながらも、ひとつ屋根の下で一緒に暮らしていたり、
ジョイの別れた夫もジョイの家族と一緒の家で暮らしていたり、
ジョイの良き理解者である祖母、ジョイとは仲があまり仲が良くない異母姉、
さらに父の彼女なども絡み、
非常に複雑で不完全機能な、しかしユニークな“ファミリー”の日常生活を描いています。

そんなある日、
ジョイが床掃除に便利な“ミラクル・モップ”(現在も米国で実在する大ヒット製品)を発明!
ニール(ブラッドリー・クーパー)が重役を務めるケーブルTVのTVショッピング番組で
その”ミラクル・モップ”を紹介したら…大ヒット商品に!
そんなジョイが騙されながら奮起しながら紆余曲折を経て、企業家になっていくストーリー。


日本でも、普通の主婦が日常生活で家事をしているときに
「こんな製品があったら便利なのにな~。なぜ存在しないのかしら?
だったら自分で作ってみようかな♪」と、試作品を作成して、企業に話を持っていったら…
話が具体化して、なんとヒット商品になって大成功!なんて話を耳にしたこともあると思います。

このジョイの“ミラクル・モップ”サクセス・ストーリー
1980年後半から1990年前半にかけてのことなので
“主婦が考案したモノが大ヒットした”草分け的な商品かも知れません。

何事にも挫けない!一生懸命頑張る!女性を演じることについては、ジェニファーはピッタリ!

ただストーリー前半の
ミラクル・モップを発明するまでの“不完全機能”の家族話の説明が長過ぎた割には
後半の“成功後”部分の話が簡単にまとめられていて
「エッ?!もっと成功話の方も描いて欲しかったな~。」という感じかも…。

主役はあくまでもジェニファーなので
ブラッドリーの登場シーンが少なくて、ブラッドリー大ファンの私としては寂しかったな~(笑)。
私の大好きなデ・ニーロの父親役は良かった。


映画 JOY は、ラッセル監督、ジェニファー、ブラッドリー、デ・ニーロという
4人が一緒にチームを組んだ作品としては、3作品め。

まず4人は、
SILVER LININGS PLAYBOOK 世界にひとつのプレイブック (ブログ記事はコチラ→)で
共演して意気投合!
その後、 AMERICAN HUSTLE アメリカン・ハッスル (ブログ記事はコチラ→)でも
一緒に仕事をしています。

更に、ブラッドリーとデ・ニーロは、LIMITLESS リミットレス (ブログ記事はコチラ→)でも
共演しているし、
ブラッドリーとジェニファーは SERENA でも共演しています。
ブラッドリーとジェニファーって、今まで4作品も共演して、とても仲が良いのに
プライヴェートでは全く恋愛に発展しないということは
余程、役者として、価値観も息も合って共感する“何か”があるんでしょうね~。


しかし個人的には、映画 JOY は、
SILVER LININGS PLAYBOOK 世界にひとつのプレイブック
AMERICAN HUSTLE アメリカン・ハッスル と比較すると
今回は彼ら4人のケミストリーが今ひとつピッタリ合わなかった…と言うか、
ストーリー的に、おもしろさが足りない平凡な作品になってしまったかな~と思います。


振り返ってみれば…2015年は
ブラッドリー・クーパーが出演した劇場公開映画を
☆ AMERICAN SNIPER アメリカン・スナイパー (ブログ記事はコチラ→) 
☆ ALOHA (ブログ記事はコチラ→
☆ BURNT (ブログ記事はコチラ→
☆ JOY
と、4本も観たことに!
でも個人的にはどの作品も
「本当に良かった!すばらしかった!おもしろかった!」とは言えないんだな~(笑)。
しかしブラッドリー大好きなことに変わりナシ♪


映画 JOY (原題: ジョイ)は、現在の時点では日本公開未定。


私の採点   ★★★☆☆ (3つ星)



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SPOTLIGHT

 
スポットライト 世紀のスクープ


非常に硬派でシリアスな実話ジャーナリズム映画の傑作!


時は、2001年、舞台はアメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン。

ストーリーは…2001年における新聞記者の取材をもとに
2002年、年明け早々に地元新聞紙ボストン・グローブに
ボストン・カトリック司教区のジョン・ゲーガン神父が
過去数十年に渡り、未成年者に性的虐待を行ってきていたこと、それに関する訴訟事件のことが
初めて全世界に知られることとなった注目記事(=スポットライト)が掲載され、
映画は、その実在の事件を新聞記者の目を通して詳細に描いています。


ちなみに、その記事は翌年、ピューリッツアー賞に輝いています。

当時、既にUSAに暮らしていた私は
この衝撃的なスクープ記事、その後のメディアの扱い、
ボストン司教区だけではなく、
その後、全米中、世界中で似たような事件が明るみに出て来たことを今でも鮮明に覚えています。

以下、私の感想のみでストーリーのネタバレはありません。

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ローマ・カトリック教神父の“未成年者に対する性的虐待”については
1900年代から既にウワサになり、少々明るみには出ていたが
それらについて論議することは、ある意味“タブー”で、まさに誰もが見て見ぬフリであった。

カトリック教徒にとって
神父は“ファーザー”と呼ばれる唯一の神聖なる神であって、その権限は絶大で
その“神”が“未成年者に性的虐待を行っていた”ということは
にわかには誰もが信じ難いセンシティブなことで口外することすら、はばかれる。

そして、まるで”被害者自身に問題があったため、その事が起こってしまった”というような風潮で
被害者は罪の意識にさいなまれ、自分のことを恥じて
その後の彼らの人生に大きな悪影響を及ぼしていたにも関わらず、
加害者は罪を罪として認めずに
何年も何十年も、事件そのものは解決していなかった、または現在も解決していない…
とても恐ろしい現実を突きつけられ、映画を観ながら、いろいろ考えさせられました。

皆、“司教区で何かが起こっている”と薄々分かっていても
“行動を起こすこと”を躊躇していた15年ほど前の実情が
カトリック教の内情も含め、詳細に描かれている作品。

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ボストン・グローブ誌の中で、独自に事件を探求し追跡してスクープ記事にする、
“スポットライト”編集部のチーフ、マイケル・キートンを始め、
部下の記者、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムス、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、
そして彼らの直属上司役のジョン・スラッテリー、編集長役のリーヴ・シュライバー、
弁護士役のスタンリー・トゥッチなど、
出演している俳優が実在の人物を演じていて、彼らの熱演がとても光っています。


年末年始の映画祭の賞レースの各部門にノミネートされることは確実でしょう!


ジャーナリズムとは、周囲の大きな圧力に屈せずに、このようなトピックを報道すべきで
ジャーナリストとは、このような粘り強い地道な取材によってこそ、
“スポットライト”記事が後に大々的に論議されるであろう…という、
ジャーナリズムの基本のようなストーリーです。


映画 SPOTLIGHT (原題 スポットライト)は
余計なコトは一切描かれず、事件にのみフォーカスした内容で
時間を忘れるほど集中して観入ってしまった、すばらしい作品!


映画 SPOTLIGHT スポットライト 世紀のスクープ は日本では来春公開予定。


追記: 上記にも書いたように、予想通り! SPOTLIGHT スポットライト 世紀のスクープ
様々な賞レースにノミネートされました!

アカデミー賞作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、
助演男優賞(マーク・ラファロ)、助演女優賞(レイチェル・マクアダムス)
6部門にノミネート!


追記: SPOTLIGHT  スポットライト 世紀のスクープ
アカデミー賞 最優秀作品賞、最優秀脚本賞に輝きました!



私の採点   ★★★★★ (満点5つ星)


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007 SPECTRE

007 スペクター


スパイ映画と言えば、何と言っても!007=ジェームズ・ボンドですよね~。

あのテーマ・ソングを聞くと毎回ゾクゾクしてしまう♪

ボンド役の俳優は交代しても、007シリーズは永遠!

今回の 007 スペクターは、通算24作め。
もちろん全作を観ています。

007 スペクター は、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じて4作め。


以下、あらすじには触れず、ストーリーのネタバレなし、私の感想だけを書いています。

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オシャレなスーツを着て、激しいアクション・シーンをこなしてもサマになるスパイの代表格と言えば…
何と言ってもジェームズ・ボンド!
歴代のボンド役の俳優は皆スーツ姿がステキ♪

敵と戦っても、爆発に巻き込まれても着崩れないスーツなのだ!

しかしデザイナー、トム・フォードのスーツは男性をより魅力的に見せるわ~。
フォードのスーツを着こなすダニエル・クレイグ、カッコ良かった!
雪上シーンで、ダニエルが着ていた同じくフォード制作のニットの黒ブルゾンもオシャレだったな~。
なにしろトム・フォード自身がカッコ良いんだから
男性をステキに魅せることにかけては、ファッション業界でトップだよね~。


さて、今回、
レア・セドゥ、モニカ・ベルッチ という2人の女性がボンド・ガールが抜擢されていたけど…

レアは予想していた以上に、登場シーンも多く活躍していた。

しかしモニカは、映画公開前に
”史上最年長(51歳)のボンド・ガール!”と、かなり騒がれていたから、とても楽しみにしていたのに
フタを開けてみれば「エッ!たったあれだけしか登場しないの?!」と、上映終了後は少しガッカリ。
キレイですよね~彼女!もっと多くのシーンに登場することを期待していたのにな~。

なんだかんだ言ってもやっぱり若い女性のほうが好みなのね~ジェームズ(笑)!


前作までジュディ・デンチが演じていたボンドの上司M役は好きだったから
彼女に会えないことはとっても残念なんだけど
新しいM役のレイフ・ファインズは役柄が若返った分、活動的で良かったと思う。


そして悪役のクリストフ・ヴァルツ
私の大好きな俳優です♪
ホント!彼って芸達者ですよね~。
でも、もう少し“憎たらしい敵”でも良かったかも…。

やはり、クリストフが2度のアカデミー賞最優秀助演男優賞に輝いた
INGLOURIOUS BASTERDS イングロリアス・バスターズ
DJANGO UNCHAINED ジャンゴ 繋がれざる者
で、彼が演じた印象深過ぎる強烈な役柄と比較すると
今回の悪役は少し物足りなかったかな~。


個人的には、 007 スペクター の内容は歴代24作の中では平凡かな~と思います。

前作 007 SKYFALL 007 スカイフォール のブログ記事はコチラ→ 


007 ファンは、それぞれお気に入りのジェームズ・ボンドがいると思うけど
やっぱり私は、フェロモンばりばりの初代ショーン・コネリー、
エレガントでチャーミングなピアース・ブロスナンが演じるジェームズ・ボンドが特に好き♪



私の採点   ★★★☆☆ (3つ星)



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BURNT

二つ星の料理人


私の大好きな053.gifブラッドリー・クーパー主演の
短気で傲慢な性格に問題あり! 天才キッチン・シェフの人生を描いたドラマ映画。

原題 BURNT とは“焼けた、焦げた、ヤケドした”という意味なので
日本でこの映画が公開される時は
きっとキッチン、レシピ、料理を思い起こさせるオシャレな邦題が付くでしょう。

追記: このブログを執筆後に、日本劇場公開が決定して、邦題は 二つ星の料理人 に決定しました。
 
以下、あらすじ少し&私の感想を書いています。
ストーリーのネタバレはありません。

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ストーリーは…
アダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)はシェフとしての腕は抜群だが
横柄な性格でエゴの塊のような男性。

数年前に、フランス・パリの一流レストランでシェフとして働いていた時に成功して
いい気になり過ぎて天狗になり、ドラッグ、アルコールに溺れて転落して
キッチン仲間や恩師に迷惑をかけて姿を消したアダム。

そして現在、イギリス・ロンドンを訪れたアダムは
かつて自分が裏切った仲間たちに再度近付いて
ハイエンドなレストランをオープンるすことに野心を抱き再起を狙う。

目指すはレストラン査定で有名なミシュラン・ガイドで最高峰の三ツ星を獲得することだが
そうは簡単に順風満帆とはいかないのであった。
そしてドラッグ、アルコールを断った今も、多額の借金に追われるアダムは再起できるのか?!


アダムとは昔、パリで一緒に働いていたシェフ仲間で
ライバル・シェフのリースを演じるマシュー・リスがとても良かった。
アダムと同じくキレやすい激しい性格で似た者同士(笑)。

映画 AMERICAN SNIPER アメリカン・スナイパー  ブログ記事はコチラ→ 
で、ブラッドリーの妻役を演じていたシエナ・ミラーがブラッドリーと再度共演。
一流レストランのキッチン・シェフという男性社会の中で働く、
強気な女性シェフ、ヘレン役で登場。

そして、私の大好きな♪ドイツ人俳優ダニエル・ブリュール
この映画では、フランス人のレストランのオーナー兼マネージャー、トニーを演じていて
この役もなかなか良かった。

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さて、今から10年前の2005年、ブラッドリー・クーパー
まだ、映画 THE HANGOVER ハングオーバー 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
の大ヒットで世間の女性を虜にする(笑)前に
KITCHEN CONFIDENTIAL というTVコメディに主演しています。
その時もブラッドリーは
オシャレなレストランで働く、腕は良いが生意気な性格のシェフ…という、
今回の映画と非常に似たような役柄を演じています(笑)。
あのコメディ、私は結構好きで、批評家受けも良かったけど
視聴率に伸び悩み、たった1シーズンで終了しちゃったのよね~。
TVコメディ KITCHEN CONFIDENTIAL のブログ記事はコチラ→。

学生の頃に、フランス留学をしていたブラッドリーはフランス語がペラペラ。
今回の映画 BURNT 二つ星の料理人 でもフランス語を話すシーンが結構あって、すごくセクシー♪

映画 BURNT 二つ星の料理人 でも部下を罵倒して、
エキセントリックで激しい性格で人間的にはどうよ?って他人から思われても
しかし料理の腕は超一流!っていうシェフの話って
TVリアリティ番組などで、よく取り上げられる内容で、特に珍しくもないしね~。
ブラッドリーが演じるアダムは性格が悪過ぎて同情する余地ないキャラクターだし、
むしろマシュー・リスが演じた、傲慢なライバル・シェフのほうが人間味あふれていたかも!

新鮮で色彩感あふれる食材や料理しているシーンは観ているだけで、美味しそうだったけど…。



私の採点   ★★★☆☆ (3つ星)



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BRIDGE OF SPIES

ブリッジ・オブ・スパイ


実在した人物が登場する米ソ冷戦時代の実話をもとにした歴史スパイ・サスペンス・ドラマ。

監督 スティーヴン・スピルバーグ


主演 トム・ハンクス


という黄金コンビ!


以下、あらすじ少し&私の感想を書いています。
ドラマの核心に迫るネタバレには触れていません。

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ストーリーは…
1957年の米国 vs ソビエト連邦の冷戦時代。

米国・ニューヨークにて、
敵国ソ連に情報を渡していたスパイ、ルドルフ・アベル(マーク・ライランス)が逮捕される。
誰もがアベルの弁護を躊躇する中、
有能な弁護士であるジェームズ・B・ドノヴァン(トム・ハンクス)
事件を担当することになる。
世論がアベルの死刑を望む声が高い中で、ドノヴァンはどのように裁判を進めていくか?

同時にヨーロッパでは、米国空軍のパイロットがソ連を領空侵犯してスパイ容疑で拘束され
東西分裂の最中の東ドイツで、同じくアメリカ人学生がスパイ容疑で逮捕された。
お互いの容疑者をどうするか?!
今後の交渉について話し合いを行うため、東ドイツ・東ベルリンにドノヴァンは旅立つ。


映画 ブリッジ・オブ・スパイ は、
スパイに焦点を当てた諜報活動を描いているわけではないので
手に汗を握るようなアクション・シーンはありません。

米ソ冷戦時代の敵対国同士が
どうやってお互いに相手側に拘束されている自国民の処遇について“交渉”していくか!
その粘りある努力と過程が良く描かれている点が非常におもしろかった。
そしてやはり実話をもとに描いただけあって、真実味がより感じられる点も良かった。

ソ連のスパイ、アベル役を演じるマーク・ライランスが非常に光っています!
飄々としてつかみどころのない、
一見スパイには全く見えない普通のオジサンっぽいアベルを見事に演じています。

数ヶ月前に、イギリス製作のドラマ WOLF HALL ウルフ・ホール シーズン1 を観終った私。 
16世紀、イギリス・テューダー朝で、ヘンリー8世(ダミアン・ルイス)に使えた、
政治家トマス・クロムウェルを演じたマーク・ライランスを観て
「この俳優、イイ味を出しているな~。上手いな~!」と思ったばかり!
映画やドラマより主に舞台に立つことのほうが多い俳優みたいですね。

更に、 ブリッジ・オブ・スパイ では、
東ドイツで弁護士業を営むウルフガング・ヴォーゲル役に
ドイツ人俳優のセバスチャン・コッホ。
これまた私の大好きな俳優です♪
彼が出演するだけでストーリーが引き締まるわ~。

そしてトム・ハンクス!大好きな役者です♪
わざわざ言うまでもなく、すばらしい俳優ですね!
シリアスな演技もコミカルな笑いを誘う演技も抜群。
彼が登場するだけで安心して作品を観ていられるし、
今回も間違いなくトムにピッタリの役柄だったと思う。

でもだから逆にフッと、
ドノヴァン役をトム・ハンクスではなく、別の俳優が演じていたらどうだったかな~?
誰か別の俳優が演じたドノヴァン役も観てみたいな~♪と思ってしまいました。


ほとんどの登場人物が実在したと聞いて、映画を観終ってから
あらためてネットで、それらの人物をいろいろ調べて、興味深いストーリーだったと更に実感!


映画 BRIDGE OF SPIES ブリッジ・オブ・スパイ は、日本では2016年1月公開予定。



私の採点   ★★★★★ (満点5つ星)



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CRIMSON PEAK

クリムゾン・ピーク


ゴシック、ファンタジー、ホラー、スリラー、ゴースト、ロマンス、セクシュアリティ…
と言った要素がいっぱいの映画。

普段、ファンタジー、ホラー、ゴーストといったジャンルの映画に限って言えば
私の好きなジャンルではないので、まずほとんど観ないけど
今回は、ソレにプラス、スリラー、ゴシック、ロマンス、ビクトリア朝後期の時代劇…と言った要素が
プラスされるので、それらのジャンルは好きだから観に行きました。

そして何と言っても!
チャーリー・ハナム & トム・ヒドルストンという
私の大好きな053.gif英国俳優2人が共演!と言うことで
この映画の劇場公開前から、それは!それは!楽しみにしていました♪


以下、ストーリーのネタバレはありません。

あらすじ少し&私の感想と
どれだけチャーリー・ハナム(以下、ハナム) & トム・ヒドルストン(以下、トムヒ)がステキだったか♪
を書いています!

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CRIMSON PEAK クリムゾン・ピーク…“深紅の山頂”の言葉通り、
赤粘土に覆われた大地がストーリーの鍵を握っています。

イギリスの田舎にそびえ建つ古くて不気味な大邸宅と
静寂の中にもどこか不穏な空気が漂う田舎の風景、
寒い真冬に積もる雪と、赤粘土が交わる光景は
まるで真っ白なシーツと鮮血のようで
その美しさと不気味さにビジュアル的にも眼を奪われる作品!

ダークなホラー・ストーリーに
ビクトリア朝時代のコスチュームの美しさ、建造物や装飾品の豪華さ、映像がとにかくキレイ!

ストーリーは…1890年頃、
シャイな性格だが作家としての野心は誰よりもあるイーディス(ミア・ワシコウスカ)
ミステリアスでハンサム、そして優しいトーマス(トム・ヒドルストン)と知り合い、
お互いに惹かれあっていく。
しかしトーマスと彼の姉ルシール(ジェシカ・チャステイン)には誰にも言えないダークな秘密があり
トーマスがイーディスに接近することには深い理由があった…。

ジェシカ・チャステインも私が好きな女優の1人だけど
今回の氷のように冷たい女性の役、なかなか良かったです。

ストーリーはそれほど複雑ではなく、最後の展開も予想できるけど、それでも充分楽しめました!

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しかしトムヒは現代劇よりコスチュームを纏った時代劇が似合うな~!とつくづく思った。
そして今回のような役や THOR マイティ・ソー シリーズのロキ役のような
愛に迷走して屈折した性格の役がピッタリ。

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チャーリー・ハナムが演じるアランは、小さい頃からイーディスと仲良く
イーディスの家族を診察しているドクターで、正統派で非の打ちどころがないほどジェントルマン。
だけどやっぱり女性は、どこか影があって謎めいた男性に惹かれちゃうのよ~♪
…って、この映画の場合はトムヒの役ですね!

ハナムの役柄はカッコイイことは確かなんだけど!
今回は残念ながら…
完全にトムヒに美味しいところを全部取られて、お株を奪われてしまったね~ハナム!
って感じかな~。
2人も大好きな私としてはファンとして複雑な心境です(笑)。

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トム・ヒドルストンの魅力全開!
彼の放つセクシーなオーラ、
心の奥から痺れる彼の声から発せられるセリフのヒトツ、ヒトツに耳を傾け、
ラブ・シーンにウットリする♪どころじゃなくて、もう完全に心を奪われトムヒの虜になってしまった~。

トーク・ショーに出演したトムヒいわく…
ベッド・シーンの撮影中に
ギレルモ・デル・トロ監督に「さぁ~キミが脱ぐ時間となったよ~!」と言われて
「女優のヌード・シーンは多いけど、
男優だって女優と同じくバランス良くヌード・シーンも多くあるべき!」と考えて
「ヨシッ!と思って全裸になった!」そうです。

そして、女性ファンの間で大きく話題となっているその全裸ラブ・シーンでは

トムヒったら惜しげもなく美しい裸のお尻を見せてくれて、「キャ~!」(笑)。

チャーリー・ハナムの美しい裸のお尻は今回なかったけど(笑)、
SONS OF ANARCHY サン・オブ・アナーキー のジャックス役で何回も観ているからね♪

しかしトムヒの裸のお尻が観れるとは思わなかった(笑)。
統計を取ったワケでもないけど(笑)
米国出身の俳優より英国出身の俳優は本当に皆、脱ぎっぷりが大胆ですよね~。


ゴシック・ホラー・ロマンス映画 クリムゾン・ピーク は日本では来年1月公開予定。

日本でのこの映画のレイティングは「R15+」みたいですね。
そこまでの厳しいレイティングにするほどではないと思うけどな~。
日本ではトムヒのお尻の割れ目にはボカシが入るのかな?!
もしそんなことしたら芸術性が台無しだわ。
官能的でとても美しいラブ・シーンなのに!

ちなみにUSAではこの映画に限らず、
劇場映画公開で裸に関する“ボカシ・モザイク・黒塗り”処理は一切ありません。

トム・ヒドルストンのファンが更に増えること間違いナシ!の映画 クリムゾン・ピーク!
私は公開2週間めで既に2回も観に行きました(笑)!


私の採点   ★★★★★ (満点5つ星)


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LABYRINTH OF LIES
 
IM LABYRINTH DES SCHWEIGENS

顔のないヒトラーたち


歴史ヒューマン・ドラマ・ドイツ映画。

このブログでは主に英語を言語とする米国または英国製作の映画をより多く取り上げています。
日頃から私はドイツ映画を沢山観ているけど、滅多にブログでは取り上げていません。
しかし今回は、この映画が現在、日米同時公開中!と知って、ブログ記事を書くことにしました。

英題 LABYRINTH OF LIES の意味は“嘘の迷宮(ラビリンス)”
ドイツ語原題 IM LABYRINTH DES SCHWEIGENS の意味は“沈黙の迷宮(ラビリンス)”

映画の中にも「コレははまさに嘘と沈黙の迷宮だよ。」というセリフがあります。

でも邦題は“顔のないヒトラーたち”

言いたいことは分かるけど、邦題はなんか直球過ぎて逆にピン!とこないな~。
英語やドイツ語タイトルのほうが、よりストーリーの内容を考えさせるピッタリ!な題名だと思う。

以下、あらすじ少し&私の感想を書いていて、ストーリーのネタバレはありません。

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第二次世界大戦が終了して13年経った1958年、当時東西が分裂していた西ドイツが舞台。

ユダヤ系ドイツ人のアーチスト、シモンは街を歩いている時に、一人の男性と出会い、驚愕する。
その男性こそ、大戦中にシモンが収容されていたアウシュヴィッツ強制収容所で
ナチス親衛隊員として任務していた人物だったのだ!
しかしその男性は、“過去を隠して”身分も名前も偽り、小学校の教師として働いていた。

シモンはジャーナリストの友人トーマスと一緒に
「強制収容所に任務していた男が、裁きも受けずに一般市民に混ざって平然と暮らし
教師として働いている!」と検察に訴えたが
検察側は誰一人として積極的に事件として扱おうとしない。

そんな中、1人の若い検事ヨハン・ラドマン(アレクサンダー・フェーリング)
そのことに興味を示し、調査し始めるが
想像以上に難航して、まさに“嘘と沈黙の迷宮”に入ってしまうのだった。


実話をもとに製作され、一貫してシリアスなヒューマン・ドラマ。 
“その小学校の教師”だけではない、
偽名を使って暮らしている元隊員はドイツ国内だけでも8000人近くいるのだった。

ナチス・ドイツが強制収容所でどのような残虐行為をしていたか?!
収容所から生き延びた人々の証言や証拠書類を収集して裁判に持ち込んでいく作業は
肉体的にも精神的にも想像を絶するほど困難を極め、
ヨハンたちが様々な圧力にも屈せず、
神経が衰弱していきながらも真実を追究していく様子が刻々と描かれていきます。

そして実社会で、アルゼンチンで逃亡生活を送り、
イスラエルの諜報機関モサドに逮捕された元ナチス親衛隊員アドルフ・アイヒマンや、
同じく南米を逃亡中だった、強制収容所の元医師で“死の天使”と呼ばれたヨーゼフ・メンゲレの話も
絡んでいます。

私自身、以前からずっと、このジャンルの映画に非常に興味を抱いていて
沢山の様々な映画を観ているけど
顔のないヒトラーたち は、観ながらも、観終った後も、
いろいろと考えさせられた秀逸のストーリーです。

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さて、この映画で主役の検事ヨハンを演じるアレクサンダー・フェーリング
現在、USAで放送中の CIA vs テロリストの戦いを描くドラマ HOMELAND シーズン5
キャリー・マティソン(クレア・デインズ)のボーイフレンド役でレギュラー出演しています。
シーズン5 は、ドイツ・ベルリンが舞台で、実際にベルリンで撮影しているので
ドイツ人俳優も沢山出演しているけど
アレクサンダーにはドイツ出身の若手俳優として、これからもっと英語圏で活躍して欲しいな~!



LABYRINTH OF LIES 
IM LABYRINTH DES SCHWEIGENS
顔のないヒトラーたち


私の採点   ★★★★★ (満点5つ星)


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SICARIO

ボーダーライン


SICARIO シカリオ …とはスペイン語で
主に中南米で使用される言葉で“(誰かに金で雇われた)ヒットマン、殺し屋、暗殺者”という意味。

よくあることだけど…意味も含めて原題と邦題が全く違いますね。

確かにUSAとメキシコの国境地帯(ボーダーライン)の話だけど…
シカリオ ~ヒットマン~ とかのタイトルのほうがピッタリくるけどな~。

この映画については当初、
“わざわざ映画館ヘ観に行かず、数ヶ月待ってオンデマンドで自宅で観ればいいかな~。”
ぐらいに思っていたら
批評家などの前評判はもちろん、公開後も一般客にも非常に高く評価されていて
「そんなにすばらしい出来なの?!だったらやっぱり劇場の大きなスクリーンで観なければ!」と思い、
早速観に行ったら…なるほど!おもしろかった!

いくつか疑問に思うシーンも確かにあることはあるけど…
米国特殊部隊とメキシコ・ドラッグ・カルテル(麻薬組織)との関係を描いた、
非常に完成度が高い犯罪アクション・サスペンス・ドラマです!

以下、ストーリーのネタバレはありません。 あらすじ少し&私の感想です。

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FBIエージェント、ケイト・メイシー(エミリー・ブラント)が率いるチームは
ある任務中に爆発した仕掛け爆弾により、非常な打撃を受ける。

爆破事件の犯人であり、メキシコの麻薬組織のボスでもある重要人物を捜し出すため
上司に犯人逮捕の特殊部隊任務について打診されたケイトはボランティアとして一員となる。

マット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)、
アレハンドロ・ギリック(ベニチオ・デル・トロ)など強者などが揃う、その特殊部隊と一緒に
ケイトはUSAとメキシコの国境を越えてメキシコヘ行くが…。


実際にUSAとメキシコの間には
メキシコからの不法移民、メキシコの麻薬組織が絡む違法ドラッグ、
そのドラッグに関する資金洗浄(マネーロンダリング)という問題が常に山積みです。
それらを題材にした映画やドラマは今までにも数え切れないほどあるけど
SICARIO ボーダーライン は、かなり秀逸な作品だと思う。

特殊部隊の活動は常に秘密裏に行われ、
(後の話の展開でマットやアレハンドロの正体が少しずつ明らかになっていくが)
右も左も分からない新顔のケイトの「これからどんな活動をするんだろう?!」と
通常の自分の扱う分野とは違う未知なる過酷な任務に足を踏み入れてしまった…という
緊迫感が観ている私たちにも伝わってきて、ドキドキするシーンも多く、
飽きることなくラスト・シーンまで観れた。
ズ~ンと心の奥まで響く音響効果も良かった。

シリアスで緊張感、臨場感あふれるシーンの連続は、良い意味で
米国軍爆弾処理班を描いた映画 THE HURT LOCKER ハート・ロッカー
米国同時多発テロの首謀者とされるオサマ・ビン・ラディン殺害までのCIAの動向を描いた映画
ZERO DARK THIRTY ゼロ・ダーク・サーティ(ブログ記事はコチラ→
を思い出さずにはいられなかったな~。

重要なミッションに就くと同時に
なぜ自分がこのチームに参加することになったのか?
手段を選ばない強引な活動の裏側で何が起こっているのか?真相が判明するにつれて
現実と理想とモラル(倫理観)との狭間に悩み葛藤するケイトをエミリー・ブラントが好演しています。

ターゲットを見事に仕留める完璧なる狙撃、
冷徹なる行動の中にチラッと見せる優しさがありつつも恐ろしいほど非情な性格の
アレハンドロを演じるベニチオ・デル・トロも光っていました。

2人ともそれぞれ主演女優賞、助演男優賞の部門で
年末年始の賞レースにノミネートされるだろう!との声も聞こえるけど…
ノミネートされても不思議ではないです!


スリルあふれる犯罪映画 SICARIO ボーダーライン は、日本では来春公開予定。



私の採点   ★★★★☆(4つ星)



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