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2014年度にUSAにて劇場公開された新作映画を対象としています。

TV製作映画 、 DVDスルー映画、ネット配信映画および
英語以外の外国語(ドイツ語、フランス語、スペイン語など)の劇場公開映画は対象外。

特に印象に残って観て良かった!機会あれば今後も何回も観るだろうな~♪と思う4作品。


2014年全米公開映画 私の選ぶトップ4
(2014年度公開日時順で紹介、順位は不同)


☆ BOYHOOD 6才のボクが、大人になるまで。

ある家族の12年間の出来事を
父役イーサン・ホーク、母役パトリシア・アークエット、
娘役ローレライ・リンクレイター、息子役エラー・コルトレーンが演じて
全ての役柄に同じ俳優を起用して2002年から2013年の12年間に渡って
毎年少しずつ撮影するという今までにない画期的な方法で製作された映画。

登場人物、皆がまるで本当の家族に思えるほどナチュラルな演技で
“家族って何だろう?”と考えさせられる心が温かくなる作品です。

この映画を観た感想(ネタバレなし)はコチラ→


☆ GONE GIRL ゴーン・ガール

ベン・アフレック & ロザムンド・パイク主演
極上サイコパス・サスペンス・スリラー。

何と言ってもベンの妻エイミーを演じるロザムンドの悪女ぶり!に拍手♪

この映画を観た感想(ネタバレなし)はコチラ→


☆ BIRDMAN
    OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)

    バードマン
    あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

マイケル・キートン演じるリーガン
かつて「BIRDMAN」という大ヒット映画3作で
主役のスーパー・ヒーローのバードマンを演じて大人気スターだったが
現在は納得いかない俳優人生でストレスが溜まり
NYブロードウェイの舞台で再起を賭けて自分自身と戦っている初老俳優。

延々とカメラ・ワークが切れず、まるで“劇中劇”を鑑賞しているような感じ!
セリフ回しが非常におもしろくウィットに富んでいる作品。

この映画を観た感想(ネタバレなし)はコチラ→


☆ THE IMITATION GAME

    イミテーション・ゲーム
    エニグマと天才数学者の秘密


第二次世界大戦時、敵国ナチス・ドイツのエニグマ(暗号機械)の暗号解読に力を注いだ、
イギリス人の天才数学者・暗号解読者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)を中心に
頭脳明晰な若者が集まるULTRA(ウルトラ)チーム人生を描き
実話をもとにしたサスペンス要素ある伝記ドラマ。

実在とされる登場人物が皆、個性が輝いていて、とてもおもしろかった!

この映画を観た感想(ネタバレなし)はコチラ→



以上、4作品すべて、
本年度開催のゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞(SAG AWARDS)、
放送映画批評家協会賞(CRITICS' CHOICE AWARDS)、アカデミー賞など…
賞では、どこかの部門に必ずノミネートまたは受賞している傑作映画ばかりです。

来月開催されるアカデミー賞では、個人的には
最優秀作品賞は「BOYHOOD 6才のボクが、大人になるまで。」
最優秀主演男優賞はマイケル・キートン(バードマン)が受賞して欲しいな~と思います。
さて結果はどうでしょうか?!



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AMERICAN SNIPER アメリカン・スナイパー


製作・監督 クリント・イーストウッド

製作・主演 ブラッドリー・クーパー


この映画は今冬の賞レースにエントリーするため
クリスマスに限定一時公開されて、先週末に全米一斉公開となりました。

公開初日の前日にアカデミー賞のノミネートが発表され
アカデミー賞6部門…作品賞、主演男優賞、脚色賞、編集賞、音響編集賞、録音賞にノミネート
されたことも影響してか、
公開初日3日でなんと9000万ドル以上売り上げて1月の週末興行成績としては歴代最高!
当然、私も初日3日めに観に行って来ました。

ブラッドリー・クーパー
SILVER LININGS PLAYBOOK  世界にひとつのプレイブック(主演男優賞)詳細はコチラ→
AMERICAN HUSTLE アメリカン・ハッスル(助演男優賞)詳細はコチラ→
そして今回、AMERICAN SNIPER  アメリカン・スナイパー(主演男優賞)と
3年連続オスカーにノミネートの快挙!

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AMERICAN SNIPER アメリカン・スナイパー
実在した伝説の狙撃手クリス・カイルの自伝をもとに製作された戦争映画。

日本でクリスを知る人は多くないでしょう。
USAでは3年前に出版された彼の自伝がベストセラーとなり
私自身は当時、USAで大ニュースとなった“2年前のクリスに起こった出来事”
(映画のネタバレにもなるので敢えて書きません)で彼の名前を知りました。
そして同時にブラッドリー・クーパーがこの映画を製作中と知り、興味を持ち
この映画鑑賞よりも随分前からクリスのことを調べて、映画館へ足を運びました。

2001年の911アメリカ同時多発テロ事件以降、
アメリカ海軍・特殊部隊NAVY SEALS所属の“死をもたらす”史上最高のスナイパー(狙撃兵)として
敵から恐れられ、指名手配をも受けていたクリス・カイルは
ネイビー・シールズを除隊するまで4回イラクヘ派遣され
相手方の武装勢力を公式に160人(+非公式を合わせれば255人)を殺害したと言われている…
そんな彼の生涯を描いたシリアスな作品。

主演のブラッドリーはカイルを演じるにあたって体重を17kg近く増量して
胸板パンパン、筋肉隆々のスナイパーになり、通常の彼とは違うガッチリ体型に変身しています。
THE A-TEAM 特攻野郎Aチーム THE MOVIE 詳細はコチラ→でフェイス役を演じた時も
かなり身体を鍛えて立派な胸板を披露していたブラッドリーだけど今回は更にスゴイ!

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ブラッドリー・クーパーは大好きな俳優だし、彼の演技も素晴らしかった。
そして映画としては非常に良く出来ている作品だと思います。
しかし好戦的な内容には私は共感できませんでした。

エンターテインメントとしてネイビー・シールズ系ドラマを観ることは好きだけど
実話となると話はまた別。
常に死と向かい合わせのクリスが後にPTSDで悩んでいる姿、
自分の子供たちに接する時の優しい父親像も描かれているとは言え、
(クリスが生まれて育ったテキサス州はUSAでもかなり保守的な銃社会地域で
それが当たり前であっても)子供の頃から拳銃を手にすることが当然の人生で
敵とは言え相手側の女性や子供を狙って個別に殺害している兵士をヒーロー視することに
個人的に違和感を感じます。

あと一つ不思議に思ったことは…
クリスがイラク任務中、廃墟ビルの屋上や空き部屋から敵に銃口を向けていると同時に
米国西海岸でクリスを待つ妻に携帯電話で普通に会話していること。
“人を狙い撃ちするという”緊張の場面でも妻と平気に会話していたのか?
集中しなくてもターゲットは外さない名手ってこと?…なんか違和感あったな。

映画終了後、拍手している数人の観客もいたので
例えば、現役または退役軍人、またはその家族や関係者、保守的な地域に暮らす人々ならば
もっと素直に好意的にこの映画を鑑賞できたのかな…と思います。


AMERICAN SNIPER アメリカン・スナイパー 日本では来月公開予定。



私の採点   ★★★☆☆ (3つ星)



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THE IMITATION GAME

イミテーション・ゲーム
エニグマと天才数学者の秘密


主演 ベネディクト・カンバーバッチ

2015年の最後に鑑賞した映画が今年の閉めに相応しい最高傑作でした!

既に、ゴールデン・グローブ賞、SAG(全米映画俳優組合)賞など様々な映画賞に
作品賞、主演男優賞ベネディクト・カンバーバッチ、助演女優賞キーラ・ナイトレー、脚本賞…
ほとんど主要なカテゴリーにノミネートされていて
今後発表されるアカデミー賞ノミネートも確実視されている実話を基にしたミステリー調の伝記ドラマ。


以下、あらすじ少し&私の感想のみで内容のネタバレありません。

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第二次世界大戦時、イギリスにて
敵国ナチス・ドイツのエニグマ(暗号機械)の暗号解読に力を注いだ、
頭脳明晰な若者が集まるULTRA(ウルトラ)チームの
天才数学者・暗号解読者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)を中心に
戦前および戦後を含めた彼らの人生を描いたドラマ。

アランは類いまれなる天才だけに、かなり変わった性格で
他人の気持ちを理解したり、会話のキャッチボールが難しいため
彼の前には様々な困難が立ちはだかる。

社会主義国ソビエト連邦ヘのスパイ疑惑やゲイ差別などもストーリーに加わり
イギリス軍を勝利に導く国家最高秘密を扱う暗号解読チームの活躍を描いた
サスペンス・タッチのシリアスなドラマ。

ベネディクト・カンバーバッチ・ファンの方は新たな彼の魅力を発見できるでしょう!

私は特にカンバーバッチ・ファンではないので…共演者の熱演に眼がクギ付け♪

この作品は製作が発表された時点から、その興味深いストーリー内容はもちろん
以下の私の大好きなイギリス出身俳優3人が出演しているから観ることを楽しみにしていました♪

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① アランと一緒に暗号解読する仲間の一人ヒュー・アレクサンダー役のマシュー・グード

背がスラ~ッと高くエレガントで美しいマシューが演じる自信家のヒューは
アランと良きライバルで最初は意見が対立して火花バチバチ。

THE GOOD WIFE グッド・ワイフ シーズン5 から検事補フィン・ポーマー役
レギュラー出演しているマシューもステキ♪

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② MI6(英国秘密情報部)チーフのスチュワート・メンジーズ役のマーク・ストロング

私にとってセクシーなスキンヘッド♪トップ1の俳優です。
あの低くて優しい声、鷹のように鋭い眼…コレがまた役柄にピッタリなのだ!
見つめられたらトロケちゃう♪…アッ!ちなみに今回はカツラ装着。

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③ 政府直属暗号スクールの長官アラステア・デニストン役のチャールズ・ダンス

GAME OF THRONES ゲーム・オブ・スローンズ
傲慢で冷酷な父タイウィン・ラニスター役と同じく、この作品でも厳格な長官役を好演。


他には、暗号解読チームの仲間のジョアン・クラーク(キーラ・ナイトレー)
ジョン・ケアンクロス(アレン・リーチ)なども出演していて
以上、全員、実在の人物を演じています。


非常におもしろい内容の作品でした…と同時に、当時の時代背景を考えると
実在した人物だけに…彼らの人生、特にアラン・チューリングについて
胸が締め付けられる切ない気持ちにもなりました。

THE IMITATION GAME イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
は日本では来春公開予定。



私の採点   ★★★★★ (満点5つ星)



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BIRDMAN
OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)

バードマン
あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)


現在、USAでジワジワとロングラン・ヒット中のインディペンデント低予算映画の傑作!

辛辣で風刺的で自虐的な笑いも含め
少しドキュメンタリー風の秀作ドラメディ(ドラマ+コメディ)。

批評家にも観客にも非常に受けが良く絶賛されていて
既に、ゴールデン・グローブ賞、SAG(全米映画俳優組合)賞など様々な映画賞に
作品賞、監督賞、主演男優賞マイケル・キートン
助演男優賞エドワード・ノートン、助演女優賞エマ・ストーン、脚本賞…
ほとんど主要なカテゴリーにノミネートされていて
今後発表されるアカデミー賞ノミネートも確実視され
主役のマイケル・キートンは主演男優賞を受賞するのでは?すべきだ!きっとするだろう!
ウワサされています←私もそう思う!

以下、あらすじ少し&私の感想のみで内容のネタバレありません。

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リーガン(マイケル・キートン)
かつて「BIRDMAN」という大ヒット映画3作で主役のスーパー・ヒーローのバードマンを演じて
大人気スター俳優だった。
今でも人々はリーガン=バードマンと認識していて、彼の顔を見ればサインを要求してきて
いつまでも“バードマン”に付きまとわれている。
当の本人は少々疲れ切った初老にさしかかった中年俳優で
俳優としてスランプもストレスも感じ、精神的にもがきあがいている。

リーガンはニューヨークのブロードウェイの舞台で文芸作品を演出、主演して
再起を図ろうと考えているが
共演者の中堅俳優マイク(エドワード・ノートン)は演技も上手いが
目立ちたがり屋の生意気な奴で癪に障る。

更に、バードマン役で絶好調の頃、家庭を顧みなかったリーガンは
ドラッグ中毒リハビリ施設から出てきたばかりの娘サム(エマ・ストーン)とは微妙な親娘関係。

リーガンの悩みは果てしないが…。


映画はほとんど全て、ブロードウェイの舞台、
または迷路のような狭く入り組んだ舞台裏や控え室のシーンで、
まるで“劇中劇”を鑑賞しているような感じ!

更にカメラ・ワークが切れない!
時間も日にちも経っていても継続的にワンカット・シーンの連続で臨場感があふれている。

セリフが非常に多いのだが、人間のエゴ、悩み、心の葛藤、対人関係を見事に描写していて
現実と空想が入り混ったリーガンにはバードマンの低い声も天から聞こえて
いろいろ彼に忠告して彼を悩ませるシーンもあって面白い!
(まるでバッドマンのあの低い声そのもの!)

マイケル・キートン本人も25年ほど前に
映画 BATMAN バットマン BATMAN RETURNS バットマン・リターンズ
主役のバットマンを演じていたから、今回の役柄を少し彷彿させるところがあるかな~。
でもマイケルの場合は、バットマン2作以降も、コメディからシリアスな映画まで
ヒーロー役(バッドマン)を演じて以来の固定されたイメージを嫌って悪役もこなしていて
ずっと継続的に俳優として活躍しているので、このリーガン役とは少しまた違う面もあるけど。
例えばこんな映画で悪役でしたね~。作品はコチラ→


この映画の中では、エドワード・ノートンも良いが、なんたってマイケル・キートンだと思います!

大掛かりなアクションも派手なCG効果もなく
ナオミ・ワッツ(舞台での共演女優)や
ザック・ガリフィアナキス(リーガンの親友で彼担当の弁護士)も含め
役者本来の演技が輝く熱演で役者魂を観せて(=魅せて)もらった!


バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) は日本では来春公開予定。



私の採点   ★★★★★ (満点5つ星)


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BOYHOOD

6才のボクが、大人になるまで。


ただいま全米公開中で大絶賛されている映画です!

2時間45分の長編映画だけど全く退屈せずに観入ってしまいました!

この映画のスゴイ点は…撮影期間がなんと12年間!

ある家族の12年間の出来事を、父役イーサン・ホーク、母役パトリシア・アークエット、
娘役ローレライ・リンクレイター、息子役エラー・コルトレーンという
“同じ俳優で2002年から2013年の12年間に渡って撮影”していること。
家族愛、それぞれの登場人物の成長を描いたドラマです。

以下、ストーリーのネタバレはありません。

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イーサンやエラーのインタビューによると
2002年から2013年の12年間、毎夏1~2週間ぐらい撮影して
その成長ぶりを自然に撮影していったそうです。

普通、映画で“12年間の描写”と言うと
子供は成長が早いから、2~3年でも別々の子役がそれぞれの年代を演じていたり
大人だったらメーキャップで“シワを作ったり、老けたり”するけど
この映画は同じ俳優が12年間を演じているので
イーサンやパトリシアは自然に12年という年月を重ねているし
子役のエラーやローレライを、それぞれ6~7歳から18~19歳の12年間を描いていて
特に男の子エラーはカワイイ6歳頃から
ティーン特有のニキビができてヒゲが生えてきて声変わりもしてドンドン大きくなっていく様子が
自然に描かれているので
この映画を観ている側としても、まるで“1年に1回会う遠い親戚”のような感覚で
「あぁ~1年会わない間に随分大きくなったね~!」と親近感を覚えます。

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家族生活は決して円満ではありません。

物語の最初から父メイソンSr.(イーサン・ホーク)
母オリヴィア(パトリシア・アークエット)は離婚しているし
父は再婚、母は再婚、再々婚。

長女サマンサ(ローレライ・リンクレイター)長男メイソンJr.(エラー・コルトレーン)
小学校低学年から大学生になるまで、多感な幼少時期をどう過ごし
感受性の高いティーンに成長し、自分のしたいことをどう見つけていくか…がテーマ。

とにかく家族4人の会話や表情が演技とは思えないくらい“自然”。
特に、この映画の監督リチャード・リンクレイターイーサンとの付き合いは何十年にも渡るから
監督の実の娘で今回イーサンの娘サマンサ役を演じたローレライも
生まれたときから身近で良く知っている間柄ということで
イーサンともまるで本当の父娘みたいに違和感ナシ! 

リチャード・リンクレイターと言えば
イーサンジュリー・デルピーが主役の映画
BEFORE SUNRISE ビフォア・サンライズ
BEFORE SUNSET ビフォア・サンセット
BEFORE MIDNIGHT ビフォア・ミッドナイト
というBEFOREシリーズ3部作を監督、脚本を担当していてイーサンとは旧知の仲。
3部作シリーズの詳細と私の感想はコチラ→

あの3部作シリーズは、9年ごとに製作して、27年間に渡り継続しているし
今回の映画 BOYHOOD 6才のボクが、大人になるまで。の12年間に渡る撮影と言い
リンクレイター監督はかなりの忍耐強い人でしょうね(笑)。
なにしろこの映画も内容がバレないように12年間も秘密にしてきたのだから(笑)。


イーサン・ホーク♪昔から大好きだけど、ますます好きになってしまいました♪

何回も観たくなる、切なくも心温まるドラマ映画です!


BOYHOOD 6才のボクが、大人になるまで。 
日本では11月公開予定。



私の採点   ★★★★★ (満点5つ星)




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THE MONUMENTS MEN

ミケランジェロ・プロジェクト


出演者がとにかく豪華な映画です。

製作総指揮、監督、脚本、出演すべてこなすジョージ・クルーニーを筆頭に
マット・デイモン、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン、ジョン・デュジャルダン、
ボブ・バラバン、ヒュー・ボネヴィル、そして紅一点ケイト・ブランシェット。

ストーリーは…
第二次世界大戦中、ドイツ・ナチスは敵国から絵画や彫刻など貴重で高価な芸術作品を略奪し盗み隠し
発覚しそうになれば破棄したり燃焼させたりしていた。
連合軍側の美術専門知識のある鑑定家や研究者たちが特殊部隊を編成して
ヨーロッパで芸術作品を奪還しようと命を賭けて活動する実話をもとにした映画。

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この邦題なかなか上手いと思います。
カタカナで”モニュメンツ・メン”では何の映画か全く不明だけど
”ミケランジェロ”とくれば、これは美術に関係あるかな~と推測できる!


半年以上前に THE MONUMENTS MEN ミケランジェロ・プロジェクト の予告編を
チラッと観たときは劇場公開を楽しみにしていた。
当初全米では昨年11月に公開予定で
様々な賞レースにエントリーする(される)とか耳にしていたから期待していた。
がしかし…映画内容を再編集とかいろいろ理由あって公開が12月になり
さらに今年の2月まで延長された頃から
”出来が良くないのかな~”と、ちょっと不安な気持ちに…。
例年USAで2月公開の映画は期待ハズレの残念な作品が多いのです。
なぜなら来年エントリーの賞レースに一番遠い月で印象薄くなるから公開作品も今ヒトツのものが多い。
そしてこの映画の公開2週間前から
ジョージ・クルーニーやマット・デイモンをはじめ出演者たちが
連日TVトーク番組に出演しまくって宣伝。
裏を返せば、評価が良くないので宣伝しまくるわけです。
さらに公開前の批評家たちのレビューがこれまた良くない…。

個人的にドイツが題材となる第二次世界大戦関連の映画は私の大好きなジャンルなので
この映画も期待していたんだけど…
せっかく豪華なキャストを揃えているのに…彼らの良さが引き出されていない。
コメディ要素がチラリとあるドラマなんだけど
せっかくビル・マーレイやジョン・グッドマンと言うコメディもシリアスもできる名優がいるのに
残念ながら彼らの魅力があまり活かされていない。
ボブ・バラバンが一番イイ味を出していたと思うが、もっと彼も魅せて欲しかった。
実話をもとにしたストーリーだけあって、本来なら話は非常に興味深いハズなのに脚本がつまらない。
少し辛口かな~でも期待していたからこそ残念な気持ちが大きい…。

芸術は人間の命より尊いのかも考えさせられる映画でもあります。
最後のシーンに、ジョージ・クルーニーの実父でジャーナリストのニック・クルーニーも登場。



THE MONUMENTS MEN ミケランジェロ・プロジェクト 日本では今秋公開予定。



私の採点   ★★☆☆☆ (2つ星)




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2013年度にUSAにて劇場公開された新作映画を対象としていて
TV製作映画 & DVDスルー映画は対象外。

特に印象に残って観て良かったな~♪
今後ケーブルTVやオン・デマンドで放送されたらきっと何回も観ちゃうわ♪ と思った3作品です。


2013年全米公開映画 私の選ぶトップ3(順不同)



☆ BEFORE MIDNIGHT ビフォア・ミッドナイト

アメリカ人のジェシー(イーサン・ホーク)& フランス人のセリーヌ(ジュリー・デルピー)
恋愛ストーリー第3段。

ロマンティックなシーンはもちろん、ケンカしているシーンも会話にリアリティがあり
“あ~そんなこと言うかも!(<相手から>言われたかも!)”とおもわず共感してしまうセリフもあり
ステキな作品に仕上がっています。

1995年公開の1作め BEFORE SUNRISE ビフォア・サンライズ  恋人までの距離(ディスタンス)
9年後の2004年公開の2作め BEFORE SUNSET ビフォア・サンセット
さらにその9年後を描く今回2013年公開の3作め BEFORE MIDNIGHT ビフォア・ミッドナイト

ジェシー&セリーヌはそれぞれUSAとフランスで暮らし、音信不通になっても数年後に再会して
その愛は大西洋を越え18年の年月を経ても永遠に続いている…なんてステキなんだろう!

映画3作品とも監督・脚本はリチャード・リンクレイター。 
そして前作品に続きイーサン・ホーク&ジュリー・デルピー自身も脚本を共同執筆して
アカデミー賞脚色賞にノミネートされています。

また9年後の2022年に是非4作めを公開して欲しいな~♪
イーサンもジュリーもかなりその気になっているようだし!

この映画を観た感想(ネタバレなし)はコチラ→ 


☆ AMERICAN HUSTLE アメリカン・ハッスル


ラグジュリアス♪ゴージャス♪グラマラス♪セクシー♪ファッショナブル♪
とにかくストーリーがおもしろかった!

汚職にまみれた政治家たち相手に
FBIのオトリ捜査に協力した詐欺師たちが大活躍するコメディ要素ありのドラマ。

3月開催されるアカデミー賞10部門にノミネート!
作品賞、監督賞
主演男優賞(クリスチャン・ベイル)、主演女優賞(エイミー・アダムス)、
助演男優賞(ブラッドリー・クーパー)、助演女優賞(ジェニファー・ローレンス)、
脚本賞、編集賞、衣装デザイン賞、美術賞…にノミネートってスゴイ!
特に主役4人全員がノミネートされるって滅多にナイことだし!

彼らの”役になりきった”すばらしい演技ももちろんなんだけど
クリスチャンの変身ぶり(バーコード・ヘア、ポッコリお腹デブ)、
ブラッドリーの時代的に言えば(舞台は1970年後半~1980年前半)カッコイイんだが
現代で考えれば微妙なスタイル(笑)のパンチ・パーマ…など!もう全て強烈過ぎて感動しちゃう!

この映画を観た感想(ネタバレなし)はコチラ→ 


☆ DALLAS BUYERS CLUB 
    ダラス・バイヤーズ・クラブ

1980年代、まだ治療薬も特効薬もなく、世間から偏見の眼で見られ疎まれていた病気、
エイズを発症したHIV感染患者の“生きる希望を捨てない!何事も諦めない!”勇気あふれる実話。

マリワナやコカインをやりながら不特定多数の女性と関係を持ち
ある日HIVと診断されたロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)
同じくHIV感染しているトランスジェンダーのレイヨン(ジャレッド・レト)が話の主人公です。

アカデミー賞作品賞、
主演男優賞(マシュー・マコノヒー)、助演男優賞(ジャレッド・レト)、
脚本賞、編集賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、…6部門にノミネート!

18kg減量して、この役に挑んだマコちゃん
既に発表されている全米映画俳優組合賞(SAG AWARDS)
ゴールデン・グローブ賞(ドラマ映画部門)など、
多くの映画祭で最優秀主演男優賞を受賞していて
アカデミー賞 最優秀主演男優賞もほぼ堅い!と思う。

14kg減量して全身脱毛して、トランスジェンダー“女性”役に挑んだレトくん
アカデミー賞 最優秀助演男優賞受賞は100%確実だと思います! これは断言できる!
全米映画俳優組合賞(SAG AWARDS)、ゴールデン・グローブ賞(ドラマ映画部門)など
ほとんど全て!の映画祭で最優秀助演男優賞を受賞しているレトくん♪ 
この作品のレトくんを観た人なら分りますよ~他に誰も強敵なノミネート俳優がいないことが!

この映画を観た感想(ネタバレなし)はコチラ→ 



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THE WOLF OF WALL STREET

ウルフ・オブ・ウォールストリート


ひと昔前までは、マーティン・スコセッシ監督と組む俳優と言えば、ロバート・デ・ニーロだったけど
ここ数年はもうスコセッシのお気に入り俳優と言えば…レオナルド・ディカプリオ
…と言うわけで、スコセッシ&レオ・コンビが描く、実話をもとにした3時間の娯楽ドラマ映画

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とにかく下品な言葉が次から次へと出て来る、出て来る!
コカインなどドラッグ浸りのシーン、かなり乱れたセクシュアルなシーンが
“これでもか~!”ってくらいテンコ盛り! 

ニューヨーク金融街ウォール・ストリートを舞台に
実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの野心あふれる人生を描き
彼の挫折、成功、女と酒に溺れる放蕩生活を経て
マネー・ロンダリング、株式不正行為により法の裁きを受けるまでのストーリー。

レオナルド・ディカプリオが演じるジョーダン・ベルフォートが実在の人物だけに
言葉巧みに人を操る“口から生まれたような“強欲でドラッグ中毒、セックス中毒の
この男性に何ヒトツ私は共感が持てなかったな~。

最初から最後までレオが、しゃべりっ放し! 
とにかく出演者が多いこの映画。 
レオの次に登場シーンが多かったのは…
仕事のパートナーであり、女、薬、酒すべてのバカ騒ぎ仲間でもあるジョナ・ヒル

出演シーンは少ないけど、マシュー・マコノヒー、スパイク・ジョーンズ、
ジャン・デュジャルダン、ロブ・ライナー、カイル・チャンドラー、
皆、芸達者!助演俳優が良かったです。


しかしレオって…今回の映画を含め
映画 CATCH ME IF YOU CAN キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン で、
天才詐欺師フランク・アバグネイルJr.を演じ、
映画 THE AVIATOR アビエイター で、大富豪ハワード・ヒューズを演じ、
映画 J.EDGAR  J・エドガー で、FBI長官エドガー・フーヴァーを演じ、
”長編映画で ~実在の人物~を演じるのが好きだな!”とつくづく思いました。

ちなみに CATCH ME IF YOU CAN キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
私の大好きな映画です。
あの実在の天才詐欺師は
人を騙して大金を手にしても、なんとなく憎めないキャラクターと言うか、
微笑ましいエピソードが多かったからかな~。


映画 THE WOLF OF WALL STREET ウルフ・オブ・ウォールストリート
日本では2014年1月公開。


私の採点   ★★★☆☆ (3つ星)



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AMERICAN HUSTLE アメリカン・ハッスル


この映画の舞台となる1978年のニューヨークのグラマラスでセクシーなファッションはもちろん!
何よりもまずとにかく出演者がゴージャス!の一言。

汚職にまみれた政治家たち相手に、FBIのオトリ捜査に協力した詐欺師たちが大活躍するドラマ。

以下、ストーリーのネタバレありません。

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クリスチャン・ベイル…美術品など窃盗を手掛ける巧妙な詐欺師アーヴィン

ジェニファー・ローレンス…アーヴィンの妻ロザリン
             アーヴィンも手に負えないほ破天荒で気まぐれな女性

エイミー・アダムス…アーヴィンの詐欺パートナーでありズル賢い愛人シドニー

ブラッドリー・クーパー…ぶっ飛んだ性格のFBI捜査官リッチー

ジェレミー・レナー…ニュージャージーのとある市の市長カーマイン

そしてロバート・デ・ニーロもカメオ出演。

ほとんどの出演者は既にデヴィッド・O・ラッセル監督と共演済み。

監督とクリスチャンとエイミーは、映画 THE FIGHTER ザ・ファイター(詳細はコチラ→)で共演。
そしてクリスチャンはアカデミー賞助演男優賞を受賞

監督とブラッドリーとジェニファーは、
映画 SILVER LININGS PLAYBOOK 世界にひとつのプレイブック(詳細はコチラ→)で共演。
そしてジェニファーはアカデミー賞主演女優賞を受賞

既にゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞(SAG AWARDS)などの各部門に
ノミネートされている映画 AMERICAN HUSTLE アメリカン・ハッスル 。
アカデミー賞にもノミネートされること確実だと思います!

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服装、髪型、皆とってもオシャレ♪

出演者全員、自前の髪をゴージャスなヘア・スタイルに変身!

エイミー・アダムスの茶髪カーリー、ジェニファー・ローレンスのボリュームある金髪ロングはもちろん!

出演作品ごとの熱心な役作りで有名なクリスチャン・ベイル
今回は体重を増やし、お腹ポッコリでた中年デブ体型で
前髪を引っこ抜いて頭上を剃ったバーコード・ヘアーで挑んでいます。

くるくるロットを巻いたブラッドリー・クーパーパンチ・パーマも“時代だな~”とイメージ強烈!

映画 GOODFELLAS グッドフェローズジョー・ペシを彷彿させるヘア・スタイルの
ジェレミー・レナーフランスのポンパドゥール夫人みたいな鶏冠のような前髪
「付け毛かカツラだろうな~!」と思ったら
本人いわく「地毛をドライヤーでブワ~ンと盛り上げた」そうで(笑)驚いた。



ストーリーは実際に起こった出来事と脚色化した出来事の両方を取り扱っていて
出演者が演じたキャラクターも実在の人物ばかり。

FBI、政治家、マフィア、カジノ、賄賂絡み…“な~んだ、よくある題材じゃん!”と一瞬思うけど…
しかし!嘘の上に更に嘘、ウィットに富んだユーモアあふれる意外性たっぷり!
“こうなったら、そうしたら、次はどうなるの?!”と
予測不可能なストーリーの展開に思いっ切り楽しめました!



映画 AMERICAN HUSTLE アメリカン・ハッスル 日本では来年1月公開。



私の採点   ★★★★★ (満点5つ星)



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OUT OF THE FURNACE

原題: アウト・オブ・ザ・ファーナス


FURNACE とは溶鉱炉のこと。
 
製作総指揮者陣には、リドリー・スコット、レオナルド・ディカプリオ。

出演者は、クリスチャン・ベール、ケイシー・アフレック、ウッディ・ハレルソン、
ウィレム・デフォー、サム・シェパード、フォレスト・ウィティカー…と豪華な顔ぶれが勢揃い! 
犯罪アクション・スリラー映画。

以下、あらすじ少し&私の感想のみで、ネタバレありません。

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重工業が中心で不景気で街全体が衰退して低所得者が多く暮らすペンシルヴェニア州のとある町。

ラッセル(クリスチャン・ベール)は溶接工として地道に働き
恋人レナ(ゾーイ・サルダナ)と暮らしている。

ラッセルの弟ロドニー(ケイシー・アフレック)はイラク帰還兵で
地元に戻って来た現在も定職につかず、借金に負われ、何かと問題ばかり起こしている。
しかしケンカしながらも兄弟仲はとても良い。

ある日、ラッセルは事故を起こしてしまう。
そしてロドニーもファイト・クラブで、金を賭けて戦うファイターとして戦いながら
犯罪に巻き込まれてしまう…。



出演作品ごとに徹底的に役になりきり
体重の増減など外見が変わるカメレオン俳優として有名なクリスチャン・ベール
今回の役は外見は彼の“素”に近いかもしれない
ある事件を起こしてしまうが、本当は頼りがいのある心の優しい、弟想いの兄ラッセルを好演。

ケイシー・アフレックもイラクから戻って現実の世界になかなか適応できない、
兄想いの弟を好演。
ケイシーの独特なカスレ声や話し方って好き。

映画 SEVEN PSYCHOPATHS セブン・サイコパス (詳細はコチラ→)では
恐ろしいサイコパス・ヒットマンでありながらも
ジョークあふれる演技で笑わせてくれたウッディ・ハレルソン
今回は血も涙もないマジな悪人を演じていて必見!
ウッディは私の大好きな俳優の1人です!
シリアスな演技からコメディ演技までどんな役でも幅広く演じられるすばらしい俳優だと思う。


個々の俳優の演技はすばらしいけど
全体的にストーリーに意外性が少なく、結末が読めてしまう点が少々不満かもしれない。



映画 OUT OF THE FURNACE(原題:アウト・オブ・ザ・ファーネス)
兄弟愛あふれる切ない復讐劇。
今回の映画を観て、思い浮かべた映画は…
ロバート・デニーロ、クリストファー・ウォーケン、メリル・ストリープなどが出演して
アカデミー賞はじめ様々な賞を受賞した1978年製作の映画 THE DEER HUNTER ディア・ハンター。 
THE DEER HUNTER ディア・ハンター
ペンシルヴェニア州のとある町の製鉄所で働く労働階級者を中心に
ベトナム帰還兵、友人愛を描いていて
今回の映画とイメージや設定などが重なるところがある。
クリスチャン演じるラッセルが叔父(サム・シェパード)と鹿狩りに森へ行くシーンなどは
映画 THE DEER HUNTER ディア・ハンター へのオマージュかな…。


追記: その後、邦題は「ファーナス 訣別の朝」に決定。



私の採点   ★★★☆☆ (3つ星)




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